町田市や近隣市で活動するアーティストの作品を展示・販売する「小野路やまいち」が4月20日、山あいのアトリエ村(町田市小野路)で開催される。主催は、同地にアトリエを構える「彫刻アトリエIZUMI」と「家具工房KASHO」。
もとはアーチェリー場だったアトリエ村は、10組以上の作家が自然との触れ合いの中で制作活動に励む。美術系教育機関が集積し、アトリエも多い地域の特徴を生かしたアートイベントを2008年に開催。その後、ネットワークを広げながら屋外アートイベントなどの準備を進めてきた。
初開催の同イベント。江戸時代の小野路宿の歴史にちなみ、作り手との対話を通して、作り手の思いが分かる「もの」や、どこでどんな風に作られたのかが分かる「もの」が売り買いされていくことができる場を目指す。
出展者は、彫刻、絵画、陶器、家具、楽器、文具、雑貨、古道具、リサイクルなどの「アート&クラフト」27組のほか、カレー、弁当、パン、焼き菓子などオーガニック系を中心とした飲食11店。民族楽器やサンバ、紙芝居などのライブも予定する。
「作家さん同士の出会いや地元の方々の協力で開催できることになった。ものと作り手、作り手と買い手、自然と人、いろいろなつながりを垣間みることのできるイベントになれば」と開催事務局の綾部太輔さん。
開催時間は10時~16時。雨天の場合は同21日に延期。