古き良き時代の昭和をペーパークラフトで再現した太田隆司さんの作品展示会が5月1日より、小田急百貨店町田店(町田市原町田6)8階催物場で開かれる。
「ペーパークラフトの魔術師」といわれ、各方面で活躍する太田さん。1ヵ月に1作品のペースで休むことなく18年間250余点の作品を生み出している。
作品はすべて紙で制作。風景に描かれる人・犬・車・電車や建物などの色や質感を考え、素材は100種類以上の紙の中から選ぶという。シルエット、文字、自転車のスポークなど細部に至るまですべてカッターナイフで巧みに表現する。
すべての作品に、モチーフとして「人」と「車」と「犬」が登場する。役者としての「人」、そこに時代や文化を描く「車」、情景を和ませる脇役としての「犬」を組み合わせた作品の中から、今回は「昭和の風景」をテーマに絞り込んだ30点を春夏秋冬の4シーンで構成し展示。サイン会も予定する。
「町田店の主要顧客は、昭和時代になじみの深い年齢層。町田市郊外にはまだ昭和の面影を色濃く残す風景も点在している。そうした背景もふまえ、昭和時代を懐かしむ夫婦や、ゴールデンウィーク中に地元に帰省する家族が揃って楽しめる企画」と担当者。「幅広い世代のお客さまにご覧いただければ」とも。
開催時間は10時~20時(最終日は16時まで)。入場料は一般400円、大学・高校生300円、中学生以下無料。5月7日まで。