淵野辺・県道57号沿いに5月19日、ラーメン店「麺屋 クラー軒」(相模原市中央区淵野辺本町3、TEL 042-758-3158)がオープンした。
淵野辺駅からは徒歩15分の立地。地元密着を基本に、万人受けするスタンダードなメニューを提供しながら、マニア向けする「変わり種」も提供することで遠方からの集客も狙う。店舗面積は約30平方メートル。席数はカウンター8席。マンション1階の住宅を改装したテナントに「ほぼ居抜き」の状態で出店した。
パイナップルラーメンで話題を呼んだ西荻窪のラーメン店「パパパパパイン」の姉妹店ながら、スープに果物は使用しない。店主の監物仁さんは、パパパパパイン店主と町田市内のラーメン店で一緒に働いた縁で、2人の名前から店名を決めた。開店にあたってアドバイスを受けたという。
主なメニューは、看板メニューの「チョコ担々麺」(780円)をはじめ、長時間煮込んだ豚骨スープの「こってりラーメン」(700円)、煮干しのうま味を1日かけて抽出した「あっさり醤油ラーメン」、煮干しの香りを閉じ込めた油と特製しょうゆタレをもっちりの太麺に絡めて食べる「油そば」(以上680円)、チョコ味の卵(100円)、ご飯(30円)。
メキシコ料理「モーレ」からヒントを得たチョコ担々麺は、さんしょうやシナモン、唐辛子などのスパイスで作ったラー油、豆乳クリーム、ミルクチョコレートを混ぜたスープにもちもちした食感のストレート麺を合わせる。トッピングは、ひき肉炒め、炙(あぶ)りチャーシュー、パクチーなど。「チョコのうま味とコク、甘さが担々麺にピッタリだとひらめいた。チョコを使ったラーメンや担々麺を常時提供する店はほとんどないと思う」と監物さん。
「スタンダードを提供しつつ、変わったタイプのラーメンに挑戦する。将来は有名店が軒を並べる相模原市役所そばの通り、町田・仲見世商店街にも出店したい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~15時、17時~21時(土曜・日曜・祝日は通し営業)。