JR東海が9月18日に公表したリニア中央新幹線の環境影響評価準備書で、神奈川県内に設置される中間駅がJR橋本駅付近(相模原市緑区橋本6)になることが明らかになった。
東京・品川-名古屋間で2027年の開業を目指すリニア中央新幹線。同準備書では詳細な走行ルートと中間駅の所在地が示されている。
中間駅はJR橋本駅付近、甲府市大津町付近、長野県飯田市上郷飯沼付近、岐阜県中津川市千旦林付近の4カ所。相模原は地下駅でJR橋本駅のほぼ真下、残る3カ所は地上駅となる。車両基地は相模原市と中津川市に建設。建設着工は2014年度の予定。
リニアは騒音などを考慮して、ルートの8割超が山岳や地下トンネルを走行。都市部では大半が「大深度地下利用法」が適用される地下40メートルより深いトンネルを通る。
東京都ターミナル駅から相模川まではトンネル構造で、換気及び防災上の観点から約5キロ間隔で非常口を設置する。相模川と道志川は橋梁で渡り、津久井湖などの湖や丹沢大山国定公園は回避する。