現代の食料生産事情を描く映画「いのちの食べかた」-アルテリオ映像館で上映

「いのちの食べかた」の一場面

「いのちの食べかた」の一場面

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 世界中の「食」を担うため、大規模な機械化によって生産・管理せざるをえない食料生産の現場を描いたドキュメンタリー「いのちの食べかた」(ニコラウス・ゲイハルター監督)が4月5日より、新百合ヶ丘の川崎アートセンター・アルテリオ映像館(川崎市麻生区万福寺6)で公開される。

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 同作は「できるだけ客観的な視線で物事をとらえるため」、ナレーションやインタビューを省き、効率を追及した農場や屠殺場で次々と育てられ、殺され、加工されていく動植物たちの姿を淡々と映し出す。取材先などもあえて明らかにしないことで、情報のみが先行しがちな「ニュース」と差別化を図ったという。

 ゲイハルター監督は1972年オーストリア出身。チェルノブイリ原発や、世界中の未開の文明を取材した作品など、テレビや映画のドキュメンタリーを中心に製作。約2年かけて取材・撮影した同作は、2006年パリ国際環境映画祭グランプリ、2006年アテネ国際環境映画祭最優秀作品賞などを受賞。昨年11月にシアター・イメージフォーラム(渋谷区)ほかで公開され、大ヒットロングランとなっている。

 13日は10時30分の回上映後、俳優の永島敏行さんのトークショーを行う。上映期間は4月18日まで。月曜休映。

食の生産現場を描いたドキュメンタリー映画-農家を招いて試写会(金沢経済新聞)いのちの食べかた公式サイト川崎アートセンター

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