町田・相模原市内のニュースを扱うインターネットサイト「町田経済新聞」が11月、サイト公開6周年を迎えた。運営は、地域情報の調査やインターネットコンテンツの企画や制作を手掛けるブリッジ有限責任事業組合(町田市つくし野1)。
同媒体は「みんなの経済新聞ネットワーク」(本部=渋谷区)の一媒体として開設。特色ある店のニューオープン、文化、スポーツなどのイベント、地元企業の取り組みなど、これまでに配信した記事は1500本余り。ネットメディアになじみがない人に向けて昨年4月には月刊フリーペーパーの発行も始めた。
町田育ちで現編集長の宮本隆介さんが「自分も含め、都心に通うビジネスパーソンが地元で楽しめたり、参加できたりする情報を集めたいと考えた」ことが創刊のきっかけ。都市計画・まちづくりのコンサルタント会社に勤めながら運営に携わる。記者やカメラマンは全員が本業を別に持ち、スキルを生かしたボランティアとして関わっている。
「これまで続けることができたのは、読者と取材、運営に協力してくれた方々のおかげ」と宮本編集長。「これからも『まちの記録係』として明るい話題を提供していく。それと同時に、地域で活動をする人や地域情報を発信している人などが知り合える場をつくっていきたい。そうすることで新しい活動が生まれ、街の活性化につながれば」と抱負を明かす。
6周年を契機に、地域で活動する人たちの交流の場「まち経文化センター」を開設。トークイベントと交流会を11月16日、パリオ町田(森野1)で開催する。シブヤ経済新聞編集長の西樹さん、法政大学准教授の藤代裕之さんらが登壇し、「郊外発のご当地ニュース」や「伝わる情報発信の工夫」などについて話し合うほか、交流会ではご当地アイドルやムーンウオーク世界チャンピオンが出演する予定。
開催時間は16時~17時30分(交流会は18時~20時)。参加無料(同=3,000円)。現在、参加者を募集中。事前申し込みは、「まち経文化センター」ホームページで受け付ける。