明治安田生命J3リーグ第2節が3月16日、町田市立陸上競技場で行われ、FC町田ゼルビアはAC長野パルセイロに0対0で引き分けた。観客数は3416人。
昨年、ホームとアウェーで完敗したJFL王者を迎えてのシーズン序盤の大一番。「悔しい思いをした選手が半分以上残っているので、メンタルケアは当然やった。我々のサッカーをやろうと話した」と相馬直樹監督。
「ゼルビアの選手は自信を持ってプレーしていて後手に回った」と長野の美濃部直彦監督が振り返ったように、序盤は町田が優勢に試合を運ぶ。15分には今季初スタメンの庄司悦大選手がミドルシュートを放つも相手ゴールキーパーが好セーブ。中盤以降は長野もペースをつかみ、一進一退の攻防が続くが、ピッチ状態が悪く、シュートが枠を捉えることができない。
後半も同様な展開。町田の大竹隆人選手や鈴木孝司選手がフリーでシュートを放つも枠外。長野は元ゼルビア得点王の勝又慶典選手、三根和起選手を投入。抱負な運動量で町田ゴールを脅かすも、守備陣が体を張ってシュートコースを消すなど得点を許さなかった。
試合後、相馬監督は「昨年の王者に対し、勝つチャンスのあるゲームができた。勝ち点1を評価したい」などと振り返り、「ここからチーム、私個人が力をつけて、あと2回チャレンジして勝つゲームにしたい」と意気込みを見せた。