J3リーグ第21節、ホームのSC相模原はグルージャ盛岡と0対0で引き分けた。観客数は1231人。
前節、曽我部慶太選手の起死回生ゴールで連敗を4でストップした相模原。電撃加入した元ブラジル代表トロ選手(28)が先発し、ボランチを務めた。トロ選手はフラメンゴの主軸としてブラジル全国選手権優勝に貢献。ドゥンガ監督のブラジル代表招集経験もある大物。
6位・相模原と5位・盛岡の試合は、台風11号の影響が大きく出た。前半は風上の盛岡が積極的に攻める。富井英司選手の強烈なFKを相模原のGK佐藤健選手がパンチングでしのぎ、前半はスコアレス。相模原は相手ゴール付近までボールを持ち込むのが精一杯でシュート数はゼロ。後半は風上の相模原が攻め込んだが、得点には至らなかった。
トロ選手は強風の影響か、足を高く上げてボールを処理するプレーが多く見られたが、素早い寄せで相手ボールを奪うと前線にパスを送る好プレーで会場を沸かせた。木村監督は「コンディションや守備の連係が良くなっていくので、次につながる90分だった」と振り返った。
次のホームゲームは8月24日、AC長野パルセイロと対戦する。