JR横浜線「205系車両」が8月23日、26年の歴史に幕を下ろした。ラストランに合わせて相模原駅で開かれた「横浜線205系電車お別れセレモニー」では、大勢の人が別れを惜しんだ。
JR東日本は新型車両「E233系」導入に伴い、これまで主力を務めてきた205系車両の引退を発表。過去に使用されていた復刻デザインと、客への感謝を伝えるハートデザインの2種類を車両の前背面に掲げた1編成を8月に運行していた。
ラストランは、八王子駅を8時55分に出発。9時10分に相模原駅に到着した。お別れセレモニーには、同駅の須藤理恵駅長、SC相模原の望月重良代表、駅利用者代表らが参加。須藤駅長は「205系電車の運行は終了するが、引き続き愛される横浜線を目指していきたい」と挨拶。205系車両は駅長の出発進行の掛け声の後、大きな警笛を鳴らし終着駅・大船に向かった。
限定2500セットの記念入場券も同日に販売。100セットを用意した相模原駅は販売開始から17分で売り切れたほか、町田駅でも販売開始30分前には約100メートルの待機列ができていた。
ラストランを務める車両は海外に譲渡する予定という。