トゲやハリを持った動植物の役割や生態を紹介する企画展が9月13日より、相模川ふれあい科学館(相模原市中央区水郷田名1、TEL 042-762-2110)で開かれる。
地球上に300万種以上いるという生き物の形はさまざま。中でもトゲやハリは、エサの捕獲や護身、動物の体毛にくっつき運ばれることで分布域を広げたりするなど多様で実用的だ。その特徴をヒントに、生活で活用できる便利な道具が考え出されているという。
同展では、昆虫、両生類、爬虫(はちゅう)類、魚類、甲殻類、哺乳類などあらゆる種類の生体や標本を展示。実際に触ることができる「トゲトゲワゴン」や、飼育スタッフが給餌をしながら解説する「ミニトーク」なども実施する。
子どもに人気だというハンズオンコーナーでは、トゲやハリを模した突起物のある長さ5メートルのカーペット上を歩く「トゲトゲウォーク」や、「ハリセンボンの顔ハメパネル」撮影スポットなどの体験展示を配置する。「子どもから大人まで生き物に親しみ、楽しく学べる内容」と同館担当者。
開催時間は9時30分~16時30分。入館料は高校生以上=300円、小・中学生=100円、65歳以上=150円、幼児は無料。月曜休館(祝日の場合は開館)。11月3日まで。