J3第28節、FC町田ゼルビアはホームでツエーゲン金沢に0対0で引き分けた。観客数は4312人。
J2昇格を目指す首位・金沢と3位・町田の大一番。今季の対戦成績は町田の1勝1分。金沢はシーズン途中で加入した水永翔馬選手らの活躍で8月から7連勝。町田は前節、鳥取に逆転負けを喫し3位に転落。両チームの勝ち点差は5。
試合は一進一退の攻防。13分、金沢はCKからの混戦でヘディングシュートを決めるが、ファールの判定で得点ならず。町田も30分過ぎに稲垣雄太選手のクロスを鈴木孝司選手が頭で合わせるも、ゴールを捉えることができない。
後半も緊迫した展開。中盤以降は町田が押しこむ時間が長くなり、右サイドから再三クロスを入れるが金沢のブロックに弾き返される。町田はアディショナルタイム、ペ・デウォン選手が2枚のイエローカードで退場。それでも攻め続けたが、フィニッシュまで持ち込めず試合終了。勝ち点1を分けあった。
試合後、相馬直樹監督は「前半は相手の守備を崩すことに固執していた。後半はシンプルに攻めようと話したが、失点が少ない金沢を上回ることはできなかった」と振り返る。2位のAC長野パルセイロも引き分けたため、上位は順位・勝ち点差とも変わらず。残り5試合、「あきらめることなく選手と戦い続けたい」(相馬監督)。
町田の次のホームゲームは11月2日、Y.S.C.C.横浜と対戦する。13時キックオフ。