サッカー女子国内2部のチャレンジリーグ第21節が10月25日、ノジマフットボールパークで行われ、ノジマステラ神奈川相模原がアンジュヴィオレ広島に1対2で敗れた。
ノジマの勝ち点は49のまま。次の最終節で1位・大阪高槻(勝ち点52)に勝利しても得失点差で「9」離されているため、優勝となでしこリーグ自動昇格は難しくなった。
同節、3位の日体FCが勝ってノジマとの勝ち点差を「1」に縮めたため、なでしこリーグ入れ替え戦への挑戦権を得るためには次節で、「大阪高槻に勝利」「日体FCがアンジュに負ける」「ノジマ、日体FCがともに引き分け」のいずれかの結果が必要。
ノジマはこの日、前の日体FC戦でハットトリックを達成したチームの要、吉見夏稀選手が欠場したが、リハビリから復帰したFW古市美里選手が2年半ぶりにメンバーに入った。前回の対戦ではノジマがアウェーのアンジュに3対1で勝利。第2クール以降無敗で迎えたホーム最終戦には地元テレビ局の生中継も入り、楽観的な雰囲気が漂っていた。
ノジマは序盤、ていねいにパスをつないでアンジュゴールに迫るが、フィニッシュの精度を欠き得点には至らない。すると19分、アンジュが左サイドからチャンスをつくり、葛馬史奈選手が右足でシュートを決める。先制されたノジマは徐々にパスの精度が落ち、アンジュのブロックに弾き返される。後半にも左サイドのクロスから失点。アディショナルタイムに金井奈苗選手がループシュートを決めるも、直後にホイッスル。最終節に優勝の望みをつなぐことができなかった。
肩を落として涙ぐむ選手に対し、サポーターは「次、頑張ろう」と温かい声援を送った。最終戦は11月2日、高槻市萩谷総合公園サッカー場で大阪高槻と対戦する。