町田山崎団地(町田市山崎町)の空き地で雑草を食べていた4頭のヤギが11月30日、任務を完了して住民らとお別れした。
今回が2年目の取り組みで、地域住民から親しみを持ってかわいがられていたヤギ。今年5月末から人間の除草作業に代わって雑草を食べ尽くした。
団地の収穫祭と併せて開かれたお別れ会には、住民や園児、団地活性化に取り組む桜美林大学の学生らが参加。園児らは「さよならあんころ餅、またきなこ」と歌い、ヤギと触れ合った。
近隣に住んでいるという女性は、「子どもにせがまれて、買い物のたびに遠回りをしてヤギを見に来ていた。寂しくなる」と話す。
ヤギは、「さようなら」「また来てね」などの声を受けながら、「アルプスの少女ハイジ」のテーマ曲に乗って団地を去っていった。