小田急町田駅そばの書店「久美堂本店」(町田市原町田6、TEL 042-725-1330)で現在、桜美林中学校の生徒が作成したPOP広告を書籍と一緒に展示するフェア「魂のPOP 2015」が開かれている。
中学生にもっとたくさんの本を読んでもらいたいと、書店と学校が協力して行う同企画は今年が5年目。中学3年生が自分の好きな本を紹介する約150点のPOP広告は、文章に合わせて手描きのイラストや切り絵、立体物を用いるなど手が込んでいて多彩。
「一般のお客さまも普段書店に並ぶようなPOPではない手書きの温かみがあるので、一つ一つゆっくりとご覧になる方が多い」と経営企画室長の井之上健浩さん。紹介する本は、重松清さんや東野圭吾さんなどの「王道の作品」のほか、最近人気の百田尚樹さんや湊かなえさん、スポーツ小説、「星の王子様」といった名作などさまざま。
「書店の店頭では、ミステリーフェア、恋愛小説フェア、出版社のフェアが多い中、ジャンルがバラバラで一カ所に展開されているのはお客さまにとっても新鮮だと思う」と井之上さん。「だいぶ定着してきた。次回以降も続けながら新しい取り組みにもチャレンジしていきたい」とも。
営業時間は10時~20時。6月21日まで。