和光大学（町田市金井町）で7月11日、音楽イベント「特殊音樂（おんがく）祭2015」が開かれる。

　同音楽祭は今年で4回目。現代音楽作品の中でも「特に異彩を放ち、再演し難い」という音楽作品を演奏。「多様な音楽表現を通して国の壁を取り払おう」をテーマにイギリス・ドイツ・アメリカなど15カ国で同時期に開催するプロジェクト「One Month Festival 2015」にも参加する。

　「鋭敏な学生の好奇心に応える形で開催してきた。音楽大学でない当大学が国際的なイベントとなる音楽祭を開催するという状況も含めて、『特殊音樂祭』としている」と主催者代表で同大非常勤講師の作曲家、山本和智さん。

　今回のテーマは「即興」。演奏者は、ゴーストライター問題で話題になった作曲家・ピアニストの新垣隆さん、ギタリスト・パフォーマーの山田岳さん、尺八奏者の黒田鈴尊さん。モーションキャプチャーを使った木部与巴仁さんの身体パフォーマンスや、料理研究家・四分一耕さんによる和太鼓とコラボレーションした「ブリ丼」の販売も予定する。

　「何でもありのプログラム。現代音楽を身近に感じていただければ」と山本さん。

　開催時間は14時～18時。入場料は一般3,000円、学生500円。ウェブサイトで事前申し込みが必要。