J3リーグ第18節が6月28日、相模原ギオンスタジアムで行われ、SC相模原は藤枝MYFCに5対0で勝利した。入場者数は4105人。
ブラジル人選手をメンバーに加える相模原は、全国的にみても外国人住民が多い愛川町や綾瀬市などの周辺市から南米出身者を無料招待。ブラジル料理の屋台が出店したほか、サンバチームがダンスで試合を盛り上げた。
試合は、序盤にMF曽我部慶太の先制点で主導権を握った相模原が、前半終了間際のFW樋口寛規のゴールで2点差として折り返す。後半、藤枝の攻撃をしのぐとカウンターから3点目。勢いづいた相模原は樋口がハットトリックを達成するなど藤枝を圧倒、今季初の3連勝を飾った。
ファジアーノ岡山から若手選手育成のために期限付きで移籍した綾瀬市出身のMF飯田涼が2アシストの活躍。攻撃の起点として何度も得点機を演出した。
相模原の辛島啓珠監督は「カウンターからの3点目が大きかった。その前に藤枝に決められていたら試合の行方は分からなかった」と振り返る。「樋口の決定力が発揮できた。飯田もチームにフィットしている。個人技も大きな力となり、前の選手が生きる」などとも。
本節、3位の町田がY.S.C.C.横浜に2対1で勝利。勝ち点と得失点差で並んだが、総得点で上回る相模原が3位に浮上した。
相模原の次の公式戦は7月5日、Y.S.C.C.横浜とニッパツ三ツ沢球技場で対戦する。