J3リーグ第20節が7月12日、町田市立陸上競技場で行われ、FC町田ゼルビアはFC琉球に2対0で勝利した。入場者数は2543人。
町田にとって今季19試合目となる後半戦最初の試合。「勝ちにいこうと選手を送り出した」と相馬直樹監督。J2アビスパ福岡から移籍したばかりのMF森村昂太を先発メンバーに加えた。
試合は、琉球ペースで試合が進むなか後半59分、森村が「得意な角度」という右45度から左足のミドルシュートを決めて先制。アディショナルタイムにもゴール前の混戦からFW戸島章が頭で押し込み、初ゴールとなる追加点。劣勢をくつがえして貴重な勝ち点3を手にした。
初出場で結果を出した森村は「多摩出身なので町田の雰囲気は好き。チームメイト・スタッフがプレーしやすい環境を作ってくれている。J2昇格のためにがんばりたい」とサポーターらに意気込みを語った。
「前半は琉球の攻撃に苦しんだが、後半、拾ったボールをしっかり動かすように指示。徐々に我々のペースにすることができた」と相馬監督。森村の加入で選手のポジションを変更したことについて、「首位との勝ち点差9ポイントを詰めるためにも『絵』を変えていかなければならない」と説明する。
本節、上位のSC相模原とAC長野パルセイロがそろって敗れたため、町田が2位に浮上した。町田の次のホームゲームは7月19日、Jリーグ・アンダー22選抜と対戦する。