アメリカンフットボール・Xリーグファーストステージ東地区最終戦が10月17日、アミノバイタルフィールドで行われ、ノジマ相模原ライズは明治安田生命ペンタオーシャンパイレーツに16対3で勝利。2位で次のステージに進む。
強豪オービックシーガルズ、富士通フロンティアーズと同地区で3位の相模原。すでにセカンドステージ上位リーグ進出を決めているが、ファイナルステージ進出のために勝利して、1つでも順位を上げたいところ。
ライズはQBベンジャミン・アンダーソンが先発出場。序盤は攻撃のリズムをつかめず、パイレーツに46ヤードのフィールドゴールを許す。第2Q、交代出場のQB荒木裕一朗のパスが決まり、ランを絡め、この試合初めてダウンを更新、攻撃のリズムをつくる。守備でもパイレーツがファンブルしたボールを相手陣内30ヤード地点までリターンするビッグプレー。K望月康平が2度のフィールドゴールを決めて逆転に成功する。
第3Q、DL伊倉良太が相手QBに強烈なプレッシャーをかけ、パス不成功に追い込むと、次の攻撃ではパスをつなぎ、最後はエンドゾーン右端ギリギリへのパスをTE下段亮太が好捕してタッチダウン。リードを広げる。その後も気迫のディフェンスが攻撃陣を後押し。望月の34ヤードフィールドゴールで3点を追加し16対3とする。第4Q、LB田中喜貴のパスインターセプトなどでパイレーツの反撃を断ち切った。
試合後、須永恭道ヘッドコーチは「(試合への)入りが悪かった。そこから跳ね返す力はあるが、最初は大事だし課題」と振り返る。
その後の試合で富士通がオービックに勝利。ライズは4勝1敗の2位、昨年よりも好成績でセカンドステージ「スーパー9リーグ」進出を決めた。「相手チームの分析はするが、自分たちのミスが多く、対戦相手どうこうでないところが多い。まだ『100パーセント力を発揮するだけ』という状態になっていない。しっかりやっていきたい」(須永ヘッドコーチ)。
セカンドステージは11月8日、富士通スタジアム川崎(川崎市)でアサヒビールシルバースター(西地区1位)と、同15日にキンチョウスタジアム(大阪市)でパナソニックインパルス(中央地区3位)とそれぞれ対戦する。