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相模原の商店街に「山小屋風カフェ」 市の創業者支援制度を活用

店主の宇都山征司さん

店主の宇都山征司さん

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 矢部駅前の商店街にカフェ「ソラ珈琲&食堂ヒュッテ」(相模原市中央区淵野辺1、TEL 042-865-0605)がオープンして半年が過ぎた。店主の宇都山征司さんは「リピーターが増え、地域に定着してきた」と笑顔を見せる。

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 空き店舗が目立つ商店街にある築50年の一戸建て物件を山小屋風に改装。1階は、宇都山さんの趣味だという山登り関係のグッズや書籍などを置くテーブル席。2階は昭和レトロな雰囲気のソファ席が中心。店舗面積は約24坪、席数は36席。店名は、地元の人に親しみを感じてもらうため、「カフェ」ではなく「コーヒー&食堂」にしたという。

 宇都山さんは以前、ライダーが集うカフェを市内で経営。出版社勤務を経て、カフェ経営に戻った。開業にあたって、商店街の空き物件で開業を目指す人に2年間、賃借料の半分(最大10万円)を相模原市が交付する「チャレンジショップ支援事業」に応募。練り上げた事業計画で審査を受けて選ばれた。「以前のカフェ経営が評価されたところもあるが、経営に必要な当たり前のことを考えていれば審査は厳しくない」

 主なメニューは、しょうが焼き定食(1,200円)、オムライス(1,000円)、スイス風ハッシュドポテト(700円)、カルボナーラ(1,000円)、フレンチトースト(800円)など。ドリンクは、コーヒー各種、ビール、ワイン(全て500円)などを取りそろえる。客単価は1,300円。「周辺の飲食店よりも高めだが、食事のボリューム感と手間を加えた味わいで価格以上の満足感を感じてもらえるように努めている」

 山好きのつながりで遠方からの来店客も増えつつあるという。近日中にはランタンを照らす企画も予定。ダッチオーブンを利用するなどアウトドアを意識したメニューを提供するという。「近隣の麻布大学や桜美林大学、青山学院大学の学生にもっと来店してもらえるように工夫したい」とも。

 営業時間は10時~21時。月曜定休。

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