国道16号の保土ヶ谷バイパス「町田立体」本線部が4月24日6時に開通する。国土交通省関東地方整備局川崎国道事務所が同8日に発表した。
町田立体は、国道16号と国道246号が交差する東名入口交差点付近を立体化する延長2.1キロの道路事業。鶴間周辺は東名高速横浜町田インターチェンジや国道246号との交通が集中して慢性的な渋滞区間となっていた。2002年に始まった事業は2011年度に完成予定だったが、用地取得が難航したため大幅に遅れていた。
整備により、南町田北交差点~横浜町田インターチェンジまでの所要時間が6分短縮(整備前=8分、整備後=2分)するなど、同地域に用事のない通過交通が高架部に転換し、適切な交通の分散が図られることで周辺地域の渋滞緩和が見込まれる。また、生活道路へ迂回する交通の解消による安全性の向上、救急医療支援への貢献も期待される。