小田急電鉄は4月28日、東北沢~和泉多摩川間の複々線化による輸送改善効果を発表。ピーク時間帯の所要時間で、町田~新宿が10分短縮するとした。
複々線の完成で、「平日ピーク1時間当たりの運行本数が現行27から36へ増発」、「混雑率が現在の189%から、車内で新聞や雑誌を楽な姿勢で読むことができる160%程度へ、大幅に改善」、「平日ピーク時間帯の所要時間が短縮」する見込み。「小田急線は混んでいる」というイメージを払拭するという。
主な駅から新宿までの所要時間の変化は、新百合ヶ丘が6分(34分→28分)、町田が10分(48分→38分)、小田急多摩センターが5分(45分→40分)、海老名が9分(60分→51分)、大和が8分(61分→53分)、それぞれ短縮する。
複々線化は現在、世田谷代田~和泉多摩川(8.8キロ)が完成し、複々線による運転中。残る東北沢~世田谷代田間(1.6キロ)は2017年度に完成し、下北沢駅舎が完成する2018年度の事業完了を目指している。ダイヤ改正は2018年3月の予定。