今季「なでしこリーグ1部」に初挑戦するノジマステラ神奈川相模原は2月3日、2017シーズン新入団選手記者会見をノジマフットボールパーク(相模原市南区新戸)で開いた。菅野将晃GM兼監督は「ステラのサッカーで暴れまわりたい。旋風を巻き起こす」と気を吐いた。
ノジマは昨年、無敗で2部優勝。チーム創設5年目で念願の1部昇格を手にした。菅野監督が「なでしこ(1部)優勝を目指す次の5年」と位置づける初年度。これまで掲げてきた「美しいサッカー」を継続し、1部チームが持っているプレーの速さやフィジカルの強さ、体格差に対抗して、「しっかりした守備から攻撃を仕掛ける」ため、DF3人、MFとFW各1人の計5人を獲得した。
DFは、「ピッチ内外でのリーダーシップを期待」される元日本代表DFの臼井理恵選手(浦和レッズレディース)、「スピードとやカバーリングなどに優れ、後ろから組み立てができる」という國武愛美選手(武蔵丘短期大学シエンシア)、「リーグ屈指の高身長(178cm)。ステラにいなかったタイプ」の池上菜央選手(東京国際大学)。
MFは、下部組織「ドゥーエ」から初昇格した田中里穂選手。FWは、「高校2年の全日本選手権から注目していた」という北方沙映選手(岡山県作陽高校)。各選手は、「パスをつなぐ美しいサッカー」「チームの雰囲気の良さ」「練習環境の良さ」などに引かれて入団を決めたと明かした。
「優勝を含めて5位以内を目指す。生易しいものではないが、選手が成長すれば届かない目標ではない」と山内渉社長。「(1部チームとの間に)埋められないほどの大きな差はない。『今年は1部残留が目標』という考えはまったくない」と菅野監督。
退団は、河原﨑希、坂本珠梨、寺田玲子の3選手。菅野監督は「創設からチームを支え、最後まで戦ってくれた仲間」とねぎらった。
リーグ開幕戦は3月26日。ホーム初戦は4月2日、AC長野パルセイロ・レディースと対戦する。