町田市立国際版画美術館(町田市原町田4、TEL 042-726-2771)は現在、ウェブ上で公開する展覧会「ネットアーツ・オルグ2008(netarts.org2008)」への出品作品を募集している。
「ネットアーツ・オルグ」は、インターネットのアーティスティックな表現のためのスペースとしての可能性を探る試みで、町田市立国際版画美術館で開催されてきた「アート・オン・ザ・ネット展」の10周年を記念して2004年に立ち上げた企画。今年で5回目の開催となる。
今年のテーマは「ゴースト・イン・ザ・マシーン」。「メディアとしてのアーティストあるいはアートワークをネットワークに挿入し、さかしまのプロトコル、ハッカーの倫理、あるいは感染するウィルス性の美学を創造する作品を期待する」(ネットアーツ・オルグ賞選考委員会)という。
審査員は、マーク・アメリカ(インターネット・アーティスト、コロラド大学教授)、スーザン・ヘイゼン(イスラエル美術館学芸員)、アニェゼ・トロッキ、ジョン・ホプキンズ(アーティスト)、箕輪裕(町田市立国際版画美術館学芸員)の各氏。大賞は、5人の審査員が持ち寄ったノミネート作品と、ウェブ上で一般公募したノミネート作品の中から選ばれる。大賞賞金は10万円。
公募は9月15日まで。受賞作と優秀作の結果は11月15日にウェブ上で公開する。