ストーンサークル誕生の謎-町田で「田端環状積石遺構」解説講座

田端環状積石遺構の様子。遺構の劣化を防止するため実物を埋め戻し、直上に外部材により復元されたレプリカが展示されている。

田端環状積石遺構の様子。遺構の劣化を防止するため実物を埋め戻し、直上に外部材により復元されたレプリカが展示されている。

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 都内唯一のストーンサークル「田端環状積石遺構」の解説講座が8月23日、町田市民フォーラム(町田市原町田4)で開催される。主催は「まちだ史考会」。

 田端環状積石遺構(小山町)は、縄文時代後期中頃から晩期中頃(約3500年~2800年前)にかけて連続的に構築されたストーンサークルで、約9メートル×約7メートルの楕円形に大小の自然礫(れき)が帯状に積み上げられている。長軸上に富士山を望み、冬至には蛭ヶ岳(ひるがたけ)頂部に沈む夕日を観測できる。

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 積石の内部からは土偶(どぐう)や耳飾り、玉類など日常用具以外の特殊遺物が多数発見されたことから、地域一帯に居住する集団の宗教的な場であったと考えられている。

 日本のストーンサークルは現在まで、東北・北海道地方を中心に発見されているが、田端環状積石遺構は都内唯一のもので、1971年に都の史跡に指定されている。同講座では、各地の遺跡を紹介しながら日本におけるストーンサークルの出現と展開を考え、併せて同遺構の謎について解説する。講師は町田市教育委員会生涯学習課文化財係の貴志高陽さん。

 開催時間は14時~16時。入場無料。

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