![試合終了のあいさつが終わると、選手、関係者、サポーターらは大泣き。一同で写真撮影。©セルビア](https://images.keizai.biz/machida_keizai/headline/1228113057_photo.jpg)
FC町田ゼルビアは11月30日、あかんまサッカーパーク(沖縄県石垣市)で行われた地域リーグ決勝大会決勝ラウンド最終戦で、ホンダロックを2対1(前半2対0)で破り、同大会6戦全勝でJFLへの自動昇格を決めた。
決勝ラウンド2日目を終わって勝点5、単独首位のゼルビアはこの試合を勝てば優勝とJFL昇格が決定。対するホンダは、PK戦に持ち込めば3位が確定し、JFL昇格の可能性が残る。ゼルビアは、開始10分過ぎからペースを握ると12分、FW山腰選手、FW勝又選手、MF酒井選手の流れるような連携プレーで完全に敵陣内でゲームを進行。最終ラインを6人で守っているようなホンダに対し、MF石堂選手らがミドルシュートを浴びせる。
34分、左サイドをドリブル突破したDF津田選手にホンダDFが反則。石堂選手のフリーキックにDF森川選手がゴールポストにぶつかるかの勢いで突進し、右足でダイレクトボレー。ゼルビア先制。
負けられないホンダも反撃開始。両チームともにイエローカードが続出する荒い展開に。ロスタイム間際、ホンダの怒とうの攻めをDF中川選手が大きくクリアすると、ボールは浅くなっていたホンダディフェンスの裏に。ハーフライン付近でボールを取った勝又選手がホンダDF2人を置き去りにしてドリブル。ゴールキーパーとの1対1を決めて、2点リードで前半終了。
後半13分、ホンダにミドルシュートを決められ1点を返されると、一進一退の攻防に。戸塚監督は18分、1次リーグ最終戦の逆転劇を演出したMF山口選手を投入。決定機をつくれないホンダは2枚のイエローを与えられる。疲れてきたホンダに対し、最後の15分はゼルビアがボールを支配。44分には山腰選手に代わりDF雑賀選手が入りボランチの位置でプレー。ロスタイム4分、優勝の瞬間を待ちわびるサポーターとベンチが一緒になってコールを繰り返すなか、歓喜のホイッスル。社会人リーグ日本一を達成した。
ゼルビアの地域リーグ決勝大会決勝ラウンドの最終結果は、レノファ山口戦=2対0(前半2対0)、V・ファーレン長崎戦==0-0(PK5-3)、ホンダロック戦=2対1(前半2対0)。
ゼルビアは12月1日、ラポール千寿閣(相模原市上鶴間本町3)でJFL昇格報告会を開催する。19時開会。会費は5,000円。