Fリーグディビジョン1第21節が1月11日、町田市立総合体育館(町田市南成瀬5)で行われ、ペスカドーラ町田は湘南ベルマーレに3-2で勝利した。観客数は2044人。
ここ5試合で無敗の町田が湘南を迎えた今季2回目の「境川決戦」。ファイナルシーズン進出を決めている両チームが勝ち点の積み上げを目指して戦った。
前半はがまん比べの展開。両チームとも堅い守備で得点を許さず、スコアレスで試合を折り返す。先制したのは町田。後半立ち上がり、山中翔斗選手の左サイドからのクロスを中央に走り込んだ礒貝飛那大選手が合わせてネットを揺らす。さらに伊藤圭汰選手とクレパウジ ヴィニシウス選手のゴールで3-0とリードを広げる。
湘南が残り5分からパワープレーに移行するとオープンな展開となり2失点。それでも1点差を守りきり、勝ち点3を得た。
甲斐修侍監督は「内容よりも結果が求められる試合。後半は先行してゲームを進められたが、相手のパワープレーにバタバタした。クロージングの精度を上げて次につなげたい」と話す。
45歳の森岡薫選手が長い時間プレーし、攻守でチームに貢献した。「森岡選手はシーズン当初、2年間トップのリーグでプレーしていないこともあって衰えを感じたが、試合とトレーニングをこなすにつれて、全盛期のパフォーマンスに近づいている。僕が現役だった45歳と比べて驚異的で、彼が一流の証。若手を上回るほどのパフォーマンスを見せてくれている。ファイナルシーズンでもチームに貢献してくれると期待している」(甲斐監督)。
次の町田のホームゲームは1月19日のリーグ最終節、フウガドールすみだと対戦。その後、上位6チームによる1回戦総当たりリーグ戦「ファイナルシーズン」で優勝を目指して戦う。