J3リーグ第35節が11月9日、相模原ギオンスタジアムで行われ、SC相模原がツエーゲン金沢に1-0で勝利した。入場者数は1460人。
相模原にとって負けたらプレーオフ進出の望みが絶たれる今節。公式戦過去10試合で一度も勝てていない難敵の金沢を迎えた。
試合は序盤から金沢が攻勢をかけるも得点には至らない。先制したのは相模原。前半29分、田鎖勇作選手がヘディングで前線にボールを送ると、杉本蓮選手が中央でラファエル フルタード選手につなぐ。フルタード選手はドリブルでDFを振り切ると、キックフェイントでゴールキーパーをかわしてゴールに流し込む。
後半に入っても金沢は攻撃の手を緩めず、パトリック選手らを投入して打開を図る。しかし、相模原は守備ブロックを堅持し、前掛かりの金沢に対してロングカウンターで応戦。試合の流れをコントロールした相模原が勝ち点3を獲得。6位との勝ち点差を6に縮めてプレーオフ進出の望みを次節に繋いだ。
試合後、シュタルフ 悠紀リヒャルト監督は「上位の結果も後押しになって、勝点差は6まで詰まった。この拾った命を次につなげていけるように、しっかりやっていきたい」と話す。