「tsubuyakirecipe（つぶやきレシピ）」と題した「Twitter（ツイッター）」タグとウェブサイトが3月16日に立ち上げられ、現在、「フォロワー」が1,800人を超える盛り上がりをみせている。運営はクリエイターズネクスト（相模原市東林間1、TEL　0120-21-7070）。

　ツイッターの文字制限140文字以内で書き込まれるレシピ。「ゆでて皮をむいてマッシュした（潰した）じゃがいもに、ブルーチーズ（カビっぽいやつね）と生クリームを各1：1くらいの割合で混ぜ込む。レモンを絞って、おしゃれな味ができあがり！」（ブルーチーズじゃがMIX、86文字）とスピード感のある文体が特徴。

　サイト開設の経緯について、同社社長の窪田望さんは「1年ほど前に料理を始めたとき、『難しい料理用語』が障壁になった。例えば、『大さじ』という表現も料理初心者には難しい。大さじを持ってない場合に、挫折してしまうことがある。主婦層に話を聞くと多くの人は、塩やコショウの量などは『感覚。適当に入れる』と言う。それにもかかわらず、レシピサイトは厳密に大さじ○杯とか、厳密な指標を提示しようとする。その厳密な指標自体が料理初心者の料理への意欲を薄めてしまっている現実がある。そんな問題意識を抱いた」と振り返る。

　「140文字限定レシピをつくり、簡単に作れる料理を掲載する。そうすれば、料理人口が増え、料理を通じて誰かを喜ばす人が増えるのでは。そうした理由でサイトを立ち上げた」（窪田さん）。

　コンテンツはベストセラーズが運営する男性向け料理誌「メンズキッチン」に提供することで、レシピ品質を維持する。ユーザーからのレシピの投稿は現在、すべて掲載。更新頻度は毎日、朝・昼・晩の3回。ビジネスモデルは、EC直販事業含む広告事業、出版事業、レシピコンテンツ提供の3つを想定する。「ベストセラーズと提携し、互いの強みの部分で利益を分けるモデルを構築している」。

　今後の展開について、「ツイッターには飲食分野のプロも多く集まっているので、レシピコンテンツを提供してもらい、リンクを返すようなことをしていきたいと思っている。ウェブ上でみんなが喜ぶことを継続的にしていきたい」と意気込みをみせる。