FC町田ゼルビア、J1アルビレックス新潟に惜敗‐天皇杯3回戦

ぜるびあは前半、攻め込まれる場面も目立ったが、後半は中央のエリアをしっかりとカバーした ©山田浩一郎

ぜるびあは前半、攻め込まれる場面も目立ったが、後半は中央のエリアをしっかりとカバーした ©山田浩一郎

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 第90回天皇杯3回戦が10月9日、東北電力ビッグスワンスタジアム(新潟県新潟市)で行われ、JFL所属のFC町田ゼルビアはJ1のアルビレックス新潟に1対2(前半0対2)で惜敗した。入場者数は5,645人。

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 天皇杯初出場ながらJ2東京ヴェルディを相手にジャイアントキリングを演じたゼルビア、カテゴリーが二つ上のJ1クラブとの公式戦は初。

 Jリーグ審査の結果、来季のJ2参入が困難となったゼルビア。選手は「Jクラブと対戦できる天皇杯は大きなモチベーション。『ゼルビアはJリーグでも戦える』ということを証明したい」(ゼルビア・酒井良選手)という思いを胸に試合に臨んだ。町田からは小田急トラベルがツアーバスを2台出すなど、大勢のサポーターが新潟に駆け付けた。

 試合序盤は、持ち前の前線からの激しい守備で新潟ゴールを脅かすが、両サイドを広く使って攻撃を仕掛ける新潟が徐々に主導権を握る。前半は24 分とアディショナルタイムに新潟のFW 田中亜土夢選手にゴールを許し、2 点のビハインドを負う。

 ハーフタイム、格上とのアウェイでの対戦に緊張の色が隠せない選手に、相馬監督は「勇気を持とう!」と叱咤。ゼルビアの反撃が始まる。後半4 分、左サイドを突破したFW 勝又慶典選手のパスをMF 太田康介選手が角度のないところから蹴り込み1 点を返す。劣勢だった前半とは見違える動きで新潟と互角に戦うが、追加点を奪うことはできず1対2 で敗れた。

 試合後、相馬直樹監督は「町田から多くのファン・サポーターが駆けつけてくれたが、勝利という結果を得ることができず非常に残念。試合開始と同時に予想以上に相手がアグレッシブに来たことによって、少し怖がってしまい、前半は相手に主導権を渡してしまった。後半は、前半よりもアグレッシブなプレーができるようになったが、相手も集中して守った」と話す。

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