長津田駅前の「長津田駅北口地区第一種市街地再開発事業」(横浜市緑区長津田2ほか)施設建築物の建設工事が11月19日に着工した。完成予定は2012年度末。
区域面積は約2.2ヘクタール。駅前広場、消防署、駐輪場、区民文化センターのほか、地上28階・地下1階、高さ約100メートルの住宅棟を建設。下層階に商業施設や駐車場、上層階に約200戸の住戸を配置する。施工者は横浜市住宅供給公社。
同地区は東急田園都市線、横浜高速鉄道こどもの国線、JR横浜線が乗り入れる長津田駅の北口前の好立地。地区内は、市営住宅跡地等の低未利用地が大半を占め、駅前広場や道路などの公共施設の整備が遅れていた。
同事業は1981(昭和56)年、地元組織「長津田駅北側再開発研究会」が発足。まちづくりの検討を進め、2005年5月に横浜市が事業計画を公表。住宅棟の高さや道路の配置計画、周辺環境への影響など地元の要望を踏まえて計画を見直し、2007年12月に都市計画決定された。