町田の白河手打中華そば店「一番いちばん」(町田市中町1、TEL 042-724-5506)が1月25日、3周年を迎えた。
同店は、白河ラーメンの元祖「とら食堂」(福島県白河市)で修行した金原大有貴さんが2002年、梅が丘で開業。コシのある食感が特徴の自家製の平打ち縮れ麺がマスコミでも紹介される有名店となり、2008年に町田市役所そばに移転した。
移転3周年を迎え、金原さんは「スープを白河ラーメンの特徴であるチャーシューの煮汁から生しょうゆに変えたほか、サンマやニボシなどの魚介を使うようになった。白河ラーメンをベースにしつつ、『金原ラーメン』に発展している」と紹介。白河ラーメンの枠にとどまらず、カルボラーナ風ラーメンやニボシカレーラーメン、八戸ラーメンなどの創作メニューにも取り組む。「69'N ROLL ONE、胡心房、町田汁場 しおラーメン進化など町田のラーメン店の影響もあった」
店舗面積は16坪。カウンター15席を設け、店内奥には専用の麺打ち部屋を備える。メニューは、特製中華そば(880 円)、つけめん小(700円)、わんたん麺(880円)、焼豚麺(980円)などのほか、九十九里浜産カタクチイワシで取ったスープに炭焼きの豚と鶏をトッピングする「ニボシラーメン」(700円)、先代の中華料理店の味を引き継いだ汁なしの「塩野菜麺」(800円)などの限定ラーメンを提供。麺は毎日3時間かけて手打ちする。
今後の展開について、金原さんは「3周年記念の創作ラーメンを提供する予定。これまでにない食材を使ったラーメンを作りたい。昨年末に始めた通信販売にも力を入れる」と話す。
営業時間は11時30分~14時30分、18時~20時(スープが無くなり次第終了)。水曜定休。