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新百合ヶ丘で「マルチメディア」パフォーマンス-ダンスと映像を融合

2006年初演 ©藤田慎一郎

2006年初演 ©藤田慎一郎

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 演出家・川口隆夫さんの作品「TABLEMIND(テーブルマインド)」の公演が2月23日より、川崎市アートセンター(川崎市麻生区万福寺6)内のアルテリオ小劇場で行われる。

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 会えなくなった友人に宛てた手紙形式のテキストに基づいて構成される同作品は、渋谷で行われた初演(2006年)のリメーク版。60席の客席をパフォーマンスエリアと同じステージに仮設。1~2メートルの至近距離からパフォーマーと密接に絡み合う映像やサウンドを体験する緊密な空間をつくった。

 センサーやプログラミングを駆使しライブアクションと連動したサウンドや映像を作り出すのは、「NIKE MUSIC SHOE」のサウンドデザインなどを手がけたクリエーターチーム「Rhizomatiks(ライゾマティクス)」。

 振付・演出・出演の川口隆夫さんは1996年、ダムタイプに参加。並行してソロパフォーマンスや音楽とアートの領域をまたぐアーティストとのコラボレーションを展開している。主な作品は「ディケノヴェス」「D.D.D.」「グッド・ラック」。

 照明の藤本隆行さんは1987年、ダムタイプに参加。「S/N」以降の作品では、照明とテクニカル・マネジメントを担当する。近年は、ギタリストの内橋和久さんとシンガーUAさんのインスタレーション・コンサート「path」などで、LED照明を駆使した有機的な舞台を構築している。

 川口さんは「舞台上に舞台装置と客席を仮設して、その閉じられた空間をもっと作り込んでいく感じ。自分が何をするのかということと、お客さんが何を体験するのかということがうまく融合して時空間が歪(ゆが)み、めまいを起こすような感覚を目指したい」と話す。

 公演時間はサイトで確認できる。チケットは、前売り一般=3,000円、25歳以下=2,500円、当日=3,500円。今月27日まで。

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