関東サッカーリーグ2部後期第1節が6月5日、相模原麻溝公園競技場(相模原麻溝公園競技場)で行われ、S.C.相模原が東京海上日動に2対0で勝利した。
開幕戦での勝利後、リーグ戦でクラブ創設以来初の連敗を喫した相模原は現在5位。全14試合中4試合ですでに2敗し、1部昇格も危うい状況。
Jリーグを目指すチームの緊急事態に対し、クラブはMIOびわこ草津やFC町田ゼルビアをJFLに導いた「昇格請負人」戸塚哲也監督を解任。クラブ代表の元サッカー日本代表、望月重良さんが監督に就任し、リスタートを切ることになった。
「公式戦が空いた2週間、プレースピードと判断力をチーム全体で上げるスピーディーなサッカーを目指してトレーニングしてきた」と望月監督。
試合は終始、相模原ペース。早いテンポでパスをつないで前線にくさびを入れると、中盤がリターンをもらい、両サイドバックの金澤選手と中川選手が飛び出す展開。圧倒的なボールポッゼッションで東京海上ゴールに迫るも、前半無得点のまま終了。
後半51分、森谷選手の中央突破から得たPKを坂井選手が決めて相模原が先制。さらに79分には左サイドのFKを森谷選手が頭で押し込み、2点目。東京海上に1本のシュートしか許さなかった相模原が4試合ぶりの勝利を挙げた。
試合後、望月監督は「勝利という結果を得て安心している。ここ2週間の練習の成果をある程度出すことができた。決定的なチャンスをもっと生かしていきたい」と話す。