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相模原「上溝夏祭りの魅力」をアートで伝える-女子美で企画展

祭り関係者を人物大で紹介した展示空間

祭り関係者を人物大で紹介した展示空間

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 相模原市の六大観光行事の一つ「上溝夏祭り」の魅力に迫る企画展「祭magic」が現在、女子美アートミュージアム(相模原市南区麻溝台)で行われている。

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 芸術学科4年生が授業の一環で行う同企画。テーマは学科内のコンペで決定した。「祭りばやしが聞こえると胸が躍る。屋台のソースの匂いに、つい引き寄せられてしまう。浴衣や法被を着た知り合いが妙にまぶしく見える」――普段見慣れた場所や人を非日常に変えてしまう「祭のマジック」をアートで伝える。

 制作に当たり、上溝夏祭り実行委員会、伝承芸能保存会石橋はやし連、亀ヶ池八幡宮などの協力を得て、関係者へのインタビューを実施。展示会場では、インタビュー映像の空間にちょうちんをともし、印象的な言葉を文字のシャワーを思わせるインスタレーションで見せるなど、来館者により伝わるように工夫を凝らした。

 同館スタッフは「展覧会を見ていただくことで7月23日・24日に開催される上溝夏祭りの魅力が一層深まるのでは」と話す。

 開催時間は10時~17時。火曜休館。入館無料。関連イベントとして同16日15時30分より、同ミュージアム・ロビーで同大教授の林正寛さんと女子美よさこい同好会による「よさこい踊り&ミニトークショー」を行う。今月31日まで。

 上溝夏祭りは、江戸末期から伝わる伝統と歴史を誇る祭り。郷土に古くから伝わる20基以上のみこしと8台の山車が各町内から商店街に集合。夜にはみこしにちょうちんがともり、祭りの華やかさが演出される。昨年は約38万人が来場した。

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