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町田・薬師池公園の古代ハスが開花-「無ろ過」ハス焼酎の販売も

薬師池公園の「古代ハス」。ハスの花は7月の誕生花。花言葉は「雄弁」。開花してから3~4日間くらい開閉を繰り返し、最後は花びらがすべて落ちる。

薬師池公園の「古代ハス」。ハスの花は7月の誕生花。花言葉は「雄弁」。開花してから3~4日間くらい開閉を繰り返し、最後は花びらがすべて落ちる。

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 薬師池公園(町田市野津田町)の大賀ハスの花がピンクに色付き始めている。見頃は今週末。

大賀ハスの観賞や写真撮影に訪れる人々

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 故大賀一郎博士が1951(昭和26)年、千葉県検見川の落合遺跡で2000年以上前の古代ハスの実3個を発掘し、そのうち1個だけ発芽に成功した大賀ハス。円林寺(相原町)と個人宅(大蔵町)に株分けし、それをさらに株分けしたものが薬師池公園に定植されている。

 薬師池公園のハス田は3000平方メートル。今年は、昨年よりも全体的に茎が短く、観賞しやすい高さで花が咲いている。連日、数輪が開花し、25日現在で60輪ほどが確認できる。花芽は100個程度あり、見頃は今週末の予想。

 町田酒販協同組合は7月26日、薬師池公園の大賀ハスを原料とする焼酎「太古のめざめ」を市内の酒販店に出荷した。今年は初めて、無ろ過で仕上げた。「これまでは無色透明だったが、今年は茶色がかった色味。これまで以上にハスの香りと味が楽しめる」(同酒販業組合)。価格は 1,050円(720ミリリットル)で、3300本の限定販売。

 8月7日の早朝6時~7時には観蓮会も開催。1978(昭和53)年から始まった同会は今年で34回目。毎年約1000人が訪れ、ハスの葉に注いだ「太古のめざめ」や茶を、茎を通して飲む「荷葉酒(かようしゅ)」「荷葉茶(かようちゃ)」などを楽しむ。

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