40過ぎの男性2人が静かに飲み交わす町田の夜を描いたグルメ漫画「町田ほろ酔いめし浪漫 人生の味」(日本文芸社)が2月19日に発売された。
漫画ゴラクスペシャルで連載された作品の単行本化。作者は町田在住経験がある漫画家の鈴木マサカズさん。鈴木さんは竹内結子さん主演でドラマ化もされた「ダンダリン一〇一」、モーニング連載中でケンドーコバヤシさんからドラマ化の期待を寄せられている「銀座からまる百貨店 お客様相談室」などのイラストを手掛けている。
ストーリーは、中年男性2人が「町田のどこかのかたすみにあるかもしれない店」で焼き鳥やもつ煮をツマミに酒を飲みながら楽しい思い出、苦い思い出を語り、町田愛を確認し合う。作品には実在の飲食店が名前を変えて登場する。
「町田には20代後半に越してきた。いまはもうちょっと奥に住んでいるが、40代になっていつの間にか思い出あふれる街となった」と鈴木さん。「どこかの街を舞台に食漫画を描こうと思ったときに、町田を選ぶのは必然であり運命だった(笑)」と明かす。
続編の予定はないというが、「もし描くとしたら、次は実際にある店で、より町田に密着したものにしたい」という。
判型B6判。価格は640円。アマゾンや楽天ブックスで電子書籍版も扱う。