有機栽培に取り組む日本の農家は0.4%と、ヨーロッパ(40%以上)に較べて圧倒的に少ない。町田市小山町で、遊休農地を活用した無農薬野菜の栽培に取り組む「おおるりファーム」の青木瑠璃さんが、日々の奮闘と収穫の喜びを伝える連載コラム。
カインズオリジナルの「コバエがホイホイ」は、誘引力もすごく、効果てきめんです。成分を見ると、ネオニコチノイド系農薬使用と書かれています。
私は、畑に農薬は撒きませんが、畑の収穫体験とバーベキューの時にイエバエがたくさん来てしまったことがあり、鬱陶しいのでこのカインズのコバエがホイホイを試してみました。
イエバエがこの中の液をなめると、ブーと苦しみ、10秒くらい飛んでから死にます。即死はしませんでした。ただ、必ず死にます。
この農薬を、薄い濃度でミツバチがなめると、巣に帰れなくなります。蜂群崩壊症候群と呼ばれています。ミツバチがいなくなると、果樹ができなくなります。受粉することでできるほとんどの果実が取れなくなってしまいます。大したこと、ないですか?桃も梨も、スイカもカボチャも、、、ない世界を望みますか?
私は、ミツバチが巣に帰れないということについて考えてみました。人間が、低濃度で摂取し続けたらどうなるだろうかと、、、巣に帰れない、人間でいうと家に帰れないということになりますね。認知症の方の一部は、家に帰ることができません。脳のどこかの部位が損傷しているからです。※認知症の方が農薬にやられているという意味ではありません。
ネオニコチノイド系農薬を低濃度摂取し続けたら、私たちの脳はどうなるのでしょう?ミツバチで起きているのですから、私たちにも近い将来起きても不思議ではありません。ある日突然家に帰れなくなったらどうしますか?
発達障害の一部、注意が散漫になる、動き回り、集中できないのも脳のどこかに問題があります。どうして、私の子供のころにいなかった、このような障害が起きるのでしょう?立証はできませんが、ネオニコチノイド系農薬の使用の増加と、こうした障害の増加は連動しています。
残念ながら、私は解決策を見出せないのですが、日本がたくさんのこの農薬を使う理由の一部は、米をなるべく一等米に近づけたいという、農家の希望があります。カメムシを殺すのに効率が良く、撒く回数が少ないため、農家に支持されています。カメムシが吸った米は黒い点ができて、等級が下がり、安い米になってしまうからです。味に影響があるわけではありません。
ネオニコチノイド系農薬により、見た目は良い野菜・米ができます。ですが、その農薬が私たちの体に蓄積していったら、一体未来はどうなってしまうのかと考えています。野菜や米をたくさん食べたら体に悪いということになってはしまわないかと危惧しています。
日本は、段階的にこのネオニコチノイド系農薬の使用を増やす方向で規制を緩和しています。グリホサートは規制が緩和、スルホキサフルは新規認可しています。ヨーロッパの方向と逆に向かっています。
おおるりファームで今年の夏、上手くいっている野菜は、空芯菜、ジャワほうれん草、おかのり、おかひじき、スイカ、カボチャ、などです!高温に強い葉物野菜を採用したので、今年の夏も野菜がたくさんできています。上手くいかなかった野菜は、枝豆、とうもろこし、、、虫が大量だったため。
少しだけ涼しくなったため、農作業が進んでいます~~。
写真は、最新の野菜セットです!
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*畑の草取りなど、お手伝いいただける方を募集します!
無農薬野菜の作り方がわかります。上記電話または、ooruri-farm@bl-planet.com までお知らせください!