有機栽培に取り組む日本の農家は0.4%と、ヨーロッパ(40%以上)に較べて圧倒的に少ない。町田市小山町で、遊休農地を活用した無農薬野菜の栽培に取り組む「おおるりファーム」の青木瑠璃さんが、日々の奮闘と収穫の喜びを伝える連載コラム。
#047 野菜が凍っちゃいました
昨年の秋の暖かさで野菜暴落から、12月にはいつもの年より早く町田にもマイナス4度の寒波が来ました。だんだんと寒くなる場合は野菜は徐々に糖分をためて凍らないようになっていくのですが、一気に寒くなると、野菜は対応できずに凍ってしまいました。その後も何度もマイナスになり、凍った中からまともな葉を探すのに一苦労。大根は寒波の前に土に埋めておいたものは無事でした。
雨がまったく降らない、こんなに降らなかったこと、無かったように思います。凍らなかったほうれん草や小松菜は葉がだんだん黄色になっていきます。今週には降るようなので、降ったかわからないような雨を除けば、2か月以上ぶりの雨です。北陸の人たちから、大雪じゃないだけマシと思え、と声が聞こえてきそうですが、、。
まあ、起こってしまったことは仕方がないので、2月からの作付け計画を考えるのが今の楽しみです。大雪になりとトンネルが潰れるリスクはありますが、なんだってリスクはありますからね。来週からは暖かくなるようです。これで一気に小松菜なんかは花になってしまうでしょう。あ、これも野菜にとってはダメか!
寒くなるのが早かったので、今年は早く菜の花が咲きそうです。近くの梅の花は咲き始めました。いつもの年は2月ですものね、とっても早いです。
年末年始は、畑でお餅つき体験を開催しました。これは楽しかったです。全員マスクで、食事は離れたところで食べる、感染症対策をしての餅つき、でしたがマスクをしていても子供は元気!私も元気をもらいました。冬のマスクはしている方が暖かいし、悪くないですね。
初めて作ったお米、精米してみると普通のお米に比べてとっても小さいことが判明しました。こんなに小さいお米は初めて見ました(笑)。味はまあ普通かな。もう一回精米してね、というお米やさんの意見を無視して玄米のまま食べているので、時々カラがついたお米も混じっていますが、それもまた良し、自分で作ったものは美味しいということにしておきます。
荒地から、手入れをして、まともに作物が出来るまでには、だいたい3年くらいはかかるので、気長に行こうと思います。冬仕事で水路の整備をして、水がもっとたくさん流れ込むようにしようかな。
年末年始は休みなしで18日間、毎日餅つきか野菜の配達をしていました。畑仕事は遅れちゃったので、これから植えるところをたくさん作らなきゃ!先日久しぶりに狩り払い(草刈)と耕運機をやったら、気持ちがいい、と同時に体がなまっていることを実感しました。
今年の目標は、去年より大きなお米を作ること?かな。
自然の恵みと出会いに感謝して、今年もスタート。
今年もよろしくお願いいたします。
写真は、凍ってしまったレタス、小さなレタスは凍らない、キンカン大好き、です。
******************************************************************************************
*TABIKA ~この体験が旅になる~ たびか おおるりファームで検索できます。感染症対策をして実施中です。
*旬の野菜セット販売中!定期便もあります ポケットマルシェ 青木 瑠璃 で検索してください!
*アマゾンにて、野菜セット (おやすみ中です)
*竹林の整備に興味がある方、認知症当事者、ご家族、引きこもりの方、ボランティアでお手伝いいただける方も募集しています。HATARAKU認知症ネットワーク町田 (090-3437-8123) FACEBOOKで検索できます。活動日をお知らせしています。基本 毎週木曜日 午前10:30~午後2:00 活動しています。ぜひご参加ください!!!