和光大学(町田市金井町)で12月3日、同大OBで庶民文化探究家・町田忍さんの講演会「未知の世界を探検する」が開催される。
町田さんは同大芸術学科卒業後、約1年半の警察官勤務を経て、庶民文化における見落とされがちな風俗意匠を研究。銭湯・納豆ラベル・マッチラベル・征露丸など、日本に存在するラベル・包装紙・化粧箱などを収集している。主な著書に「銭湯遺産」(戎光祥出版)、「戦時広告図鑑」(WAVE出版)、「納豆大全」(小学館)などがある。
「卒業生著作コーナー」の開設を記念して行われる今回の講演会。同コーナーには、劇作家・演出家の前田司郎さん、漫画家の松本大洋さん、児童文学作家の富安陽子さん、映画監督・脚本家の萩生田宏治さんなど卒業生約100人の作品を展示する。
当日は、町田さんが著作の誕生秘話について語るほか、施設の自由見学と懇談会を予定する。開催時間は14時~16時。会場は同大学J棟3階301教室。参加無料。事前申し込み不要。