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玉川大学と西松建設が「植物工場」事業化へ-農業ビジネスモデルの構築目指す

玉川大学は2010年に「Future Sci Tech Lab」(写真)を建設。レタスやハーブなどのLED栽培技術の確立、植物栽培光源用の低コストな実用的高輝度LEDパネルの開発、LEDパネル光源・水耕栽培装置・栽培制御システムの組合せの最適化などの研究成果をあげた。

玉川大学は2010年に「Future Sci Tech Lab」(写真)を建設。レタスやハーブなどのLED栽培技術の確立、植物栽培光源用の低コストな実用的高輝度LEDパネルの開発、LEDパネル光源・水耕栽培装置・栽培制御システムの組合せの最適化などの研究成果をあげた。

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 「食の安心・安全」に対する消費者ニーズに応えようと、玉川大学と西松建設は今年10月より、植物工場でリーフレタスの生産を始める。新たな農業ビジネスモデルを構築し、東日本大震災における被災地の産業復興策、農業を中心とした地域活性策として、広く国内外に提案・実現する。

新たに建設する「植物工場」のイメージ

 両者が1月17日に締結した「産学連携に関する協定書」に基づく取り組み。建設中の植物工場「TAMAGAWA-NISHIMATSU Produce-Plant Factory-」は地上2階建てで、延べ床面積は約900平方メートル。事務所、管理室、実習講習室などで使う電力を賄う太陽光発電システムを備える。

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 工場では、玉川大学農学部の渡邊博之教授が2009年に開発し、特許出願中の「ダイレクト冷却式ハイパワーLED」を使用する植物水耕栽培システムを採用。太陽光や白色蛍光灯で栽培した場合と比べて、格段に生産効率や生産物の品質を向上させることができるという。

 リーフレタス600株を日産するシステムを10月に稼働。2年後に生産設備を増設して、レタス以外の作物も生産可能な日産3900株システムを稼働させる予定。「高付加価値な作物を省エネで効率的かつ計画的に生産することで、生産コストの2~3割かかる用水光熱費など収益性における課題を克服していきたい」と西松建設開発・不動産本部新規事業推進部の遠藤隆之さん。

 生産した作物は、玉川学園の学生食堂をはじめ、玉川学園周辺の地元小売店に販売する予定。

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