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小田急百貨店で「相模女子大学 地域連携フェア」-8市町村の物産販売

各店店頭では女子大生が販売を応援する。

各店店頭では女子大生が販売を応援する。

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 小田急百貨店町田店(町田市原町田6、TEL 042-727-1111)の地下食品売り場で3月14日、「相模女子大学 地域連携フェア」が始まった。

相模女子大学 地域連携フェアの様子

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 同フェアは、同大学の学生が地域振興に協力している日本各地の8つの市町村の物産品を販売するもので、学生が各地の企業と共同で開発した商品も含まれる。これまで学園祭で開催して好評を得たというが、百貨店への出展は初めての試み。

 出店者と主な商品は、学生が商品開発に関わった茨城県龍ヶ崎市「つかもと」の甘納豆、神奈川県相模原市「オギノパン」あげパンのほか、新潟県佐渡市「今井茂助商店」のイカ一夜干し、津南町「かねさま蕎麦会」の雪室にんじん、福島県本宮市「本宮きらり」の本宮まんじゅう、浪江町「宝来軒」の浪江焼きそば、愛知県名古屋市「和食麺処サガミ」手羽先、三重県熊野市「紀和町ふるさと公社」の千枚田米など。

 期間中、同大生が各店店頭で販売応援も行う。本宮市で農家民泊などに関わったという人間社会学部1年の奥津さんは「震災もあって福島県での実習を選んだ。地域の人たちは思っていたよりも前向きで、逆に自分が励まされることもあった。催事期間中は販売と地域のPRに頑張りたい」と笑顔を見せる。

 同大は昨年、日本経済新聞「大学の地域貢献度ランキング」で女子大トップとなったほか、農林水産省が実施する「フード・アクション・ニッポン・アワード2011」の製造・流通・システム部門で大学初の優秀賞を受賞するなど、地域協働活動に力を入れている。

 社会マネジメント学科の竹本康博教授は「学生は現地でソバの収穫などを実際に手伝っているので、お客さまにしっかりと商品説明をすることができる。地域連携を通じて、学生は関わった地域のファンになり、企業は売り上げにつながる。今回の販売情報を分析し、販路拡大などに役立てたい」と説明する。

 催事を発案した同百貨店食品部セールスリーダーの三柴丈典さんは「既存の物産展とは違った魅力のある商品をお客さまに紹介できる。幅広い世代のお客さまが来店する駅直結の百貨店食品売り場で、学生が直接販売に携わることで、世代を超えた交流が生まれることも期待している」と話す。

 開催時間は10時~20時。今月20日まで。

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