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アニメ「サンタ・カンパニー」、映画監督の糸曽賢志さんが小説化

糸曽賢志さんとユルキ・カタイネン首相

糸曽賢志さんとユルキ・カタイネン首相

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 サンタクロースが会社化された世界で、事業に関わる普通の人々や影響力、経済効果を織り交ぜながら、少年少女の成長と恋愛劇をアクション込みで描いた作品「サンタ・カンパニー」が11月7日、ポプラ社から出版される。

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 執筆は映画監督の糸曽賢志さん。糸曽さんは、大学在学中に商業アニメーション制作に参加しながら、映画監督の宮崎駿さんに師事。2006年に映画監督の大林宣彦さんのプロデュースを受け「セイキロスさんとわたし」で監督デビューした。現在は、エンターテインメント作品の制作を手掛ける「KENJI STUDIO」(町田市三輪緑山1)を経営するほか、大阪成蹊大学と早稲田大学で教えている。

 アニメーション化も目指す同作品。糸曽さんは「なかなか予算が集まらず苦悩した。制作費を削減するための事前準備を入念に行うと当時に、先にストーリーのみをまとめて小説を出版し、多くの人に知ってもらう機会をつくることにした」と経緯を説明する。

 アニメーション素材を教育に生かす事業プランで東京都の中小企業応援ファンドを活用。資金助成と販路開拓の支援を受ける。フィンランド大使館のツイッター公式キャラクターに糸曽さんのデザインが採用されたことで、同国のユルキ・カタイネン首相の応援も受け、アニメーションの制作にもこぎ着けた。

 「サンタクロースの会社に行って仲間になりたい!そんな私の思いから始まった企画。作品の創作過程はまるで物語のようで、ワクワクすることの連続だった。いろいろな人と仲間になって、おのおのの得意な分野で助け合い、最後には国境を越えて協力してもらいながら、少しずつできあがった」と糸曽さん。

 「どんなことでも一生懸命やることはすてきだし、そうすれば夢はかなうんだとあらためて学んだ。私は今、次の夢である『サンタ・カンパニー』のアニメーション公開に向けて、奮闘中。どうぞ皆さま、すてきなクリスマスをお迎えください」とも。

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