町田在住のプロ紙芝居師「さるびあ亭かーこ」さんが11月24日に静岡県沼津市で行われた「ニッポン全国街頭紙芝居大会」で最優秀賞に輝いた。
初開催の同大会には全国からプロ・アマの実力派8組が出場。商店街と公園の計3カ所で演目を披露し、観客が投票でお気に入りの紙芝居師を選んだ。
「(最優秀賞について)まだ信じられない気持ち」とかーこさん。サンタクロースを主人公に専門用語を使わず、クイズを交えて環境問題を考える演目「夢泥棒」をメーンに披露した。「紙芝居を始めると、お客さんがどんどんと私の周りに集まってきて大きな円ができた。子どもから大人までニコニコ笑っているのが印象的だった」と振り返る。
「受賞によって、ボランティアと思われていたころから自分のレベルが上がっていることを実感した。応援していただいている方にも感謝。『観客をアホにする』ような面白い紙芝居に、これからも取り組んでいきたい」と意欲を見せる。
かーこさんは国際紙芝居協会(ヤッサン一座)で修行後、「かこ丸」から「さるびあ亭かーこ」に改名した。