食と雑貨を集めた野外イベント「くらしのmoto市」が9月29日、簗田寺（町田市忠生2）で開催される。

　「ささやかだけれども、かけがえのない日常に彩りを添えてくれる市場」をつくろうと町田・相模原の個人商店の女性オーナーらが中心となって始めた企画は今年で5回目。駅から遠く離れた立地ながら、昨年は約2000人が来場した。今年も個人店を中心に37店が出店する。

　食の初出店は、フルーツゼリーの「おもたせ菓子研究所」、パンと焼菓子の「シンボパン」と「sens et sens」、無添加焼菓子「レリーサ」、移動式の八百屋「青果ミコト屋」など。

　色とりどりの珍しい野菜を栽培する「キレド」、バインミーやベトナム麺を移動販売する「ベトナム屋台PEPE」、焼き菓子販売と菓子教室を営む「菓子工房ルスルス」、パンと器を販売する「薪窯パン ユッカ屋 粕谷修朗」、「ひなた焼菓子店」、「チクテベーカリー」、町田のエコファーマー「牧野さん家のお野菜」など計15店が出店。

　雑貨は、ガラスのオブジェを制作する「Mellow Glass」、アンダーウエアとリラックスウエアの「手式」、古道具の「Demode Fukunaka」「mabsau」、陶芸の「戸田工房」、木工作家の堀宏治さん、ホウキ「中津箒」、革製品の工房「ANDADURA」、天然の染料や素材を使う染め織り工房「La Mano」、おばあちゃん手作りの洋服製造社「ヤンマ産業」、国内外のシンプルな日常小物などを扱う「ペドラー」、国内外のレトロな文具を販売する「ハルカゼ舎」、若手作家の器を主に扱う「ももふく」、植物と雑貨販売の「poppy seeds」など22店が出店する。

　寺の本堂で行われるライブは、NUU、齋藤紘良とミラージュ楽団、青木隼人の3組が出演。座禅体験、ものづくりワークショップなども予定する。

　同祭の実行委員で「ペドラー」を経営する村山由起子さんは「出店者も増え、ライブも充実させた。秋の始まりの一日を楽しんでいただければ」と話す。

　開催時間は10時～16時。入場無料。ワークショップは事前に電話申し込み（TEL 042-727-7607、ももふく）が必要。