和光大学(町田市金井町)芸術学科三上ゼミは4月26日、映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を監督した若松孝二さんを招き、座談会と撮影現場映像の上映を行う。
同作品は、1960年代の学生運動の中、先鋭化した若者たちによって結成された連合赤軍が「あさま山荘」事件に至るまでの過程を「内側」から描いたもの。第58回ベルリン国際映画祭、最優秀アジア映画賞、国際芸術映画評論連盟賞、東京国際映画祭「日本映画・ある視点」作品賞など、数々の賞を受賞している。出演は、坂井真紀さん(遠山美枝子役)、伴杏里さん(重信房子役)、ARATAさん(坂口弘役)など。ナレーションは原田芳雄さん。
座談会のゲストは、若松監督、プロデューサーの大友麻子さん、評論家の切通理作さん、和光大学表現学部・三上豊教授。
同企画を担当した細谷修平さんは「この映画は若松監督による僕らへの現在的な問いかけ、メッセージとも言える。このメッセージに、何を考え、発動させることができるだろうか。かすかな望みとも思えるこの映画から、もしそれを希望と呼べるならば、それを抱えて僕らはいまここに踏みとどまり、そこから何を試みていくべきか、共に考えたい」と期待する。
開催時間は15時から。場所は同大学J棟301教室。入場無料。
和光大学「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」ホームページ「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」 若松監督ら初日舞台あいさつ(新宿経済新聞)