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「町田えびね苑」が期間限定開園-3万株のエビネが群生

町田えびね苑のエビネ(4月19日撮影)。開花数が少ないため、21日は入場無料。数十株開花しているクマガイソウは4月中が見頃。

町田えびね苑のエビネ(4月19日撮影)。開花数が少ないため、21日は入場無料。数十株開花しているクマガイソウは4月中が見頃。

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 町田えびね苑(町田市本町田)が4月18日、期間限定で開園した。

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 エビネは、ラン科エビネ属の多年草。美しい花を咲かせる種も多く、観賞用の栽培も盛ん。日本産のエビネ属の多くはレッドデータブックで絶滅危惧種などに指定されている。

 同苑は1987年度~1988年度にかけて林内と苑路の整備を行い、1989年に開園。自生種のジエビネのほかキエビネ、タカネエビネ、ヒゴエビネ、ヒゼンエビネ、キリシマエビネ約3万株が群生する。深い木立に覆われて昼間でも薄暗い苑内には、もともとジエビネが多く自生していたという。

 約3週間の開園期間中、林の中に網の目のように設置された散策路をたどって花を楽しむことができる。散策だけでなく、木漏れ日の中のエビネを撮影する人も多い。

 クマガイソウ、クリンソウ、ユキモチソウなどの野草も観賞できる。町田市公園緑地課の担当者によると、エビネの見頃は29日~5月6日。

 開園時間は8時30分~16時。入園料は、大人=300円、小中高生=100円。ホームページで割引券をプリントできる。5月11日まで。

 近隣の「町田ぼたん園」(町田市野津田町)も期間限定で開園。東京ドームよりも少し広い面積に中国、アメリカ、フランス、日本のボタン約330種類1730株、シャクヤク約40種類570株が植え込まれている。見頃は例年4月下旬~5月上旬。

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