フェアトレード&コミュニティー青空広場「Tsunagu(つなぐ)駅」(町田市小川)が5月24日、町田街道沿いにオープンする。運営は、クリエーターやアーティストと共に物作りや流通の仕組み作りに取り組む「Peacesmile.com(ピーススマイル ドット コム)」(同、TEL 042-788-1511)。
同広場に隣接する子ども服ブランド「BOOFOOWOO(ブーフーウー)」の30周年事業。人・情報・モノをつなぐ場として、地域の人と共に育むコミュニケーションの場を目指す。
敷地面積は867平方メートル。アーティストや地域のNPO、福祉施設、企業がコラボレーションした商品やフェアトレードアイテムを中心に販売するほか、全天候型の展示販売ブースを有料(月5万円~)で貸し出す。
ゴールデンウイーク中のプレイベントでは、福祉施設が作った無垢の木のおもちゃ、花、キャンドルなどを販売したほか、日替わりで乗馬体験や壁画、こいのぼり作りワークショップなど多彩な企画を展開。キッチンカーも出店し、近隣のファミリーを中心ににぎわった。
ピーススマイル ドット コムの阿部清匡常務は「障害者とアーティストがつながることでクオリティーの高い作品を作れる可能性がある。パッケージを工夫すれば魅力も高まる。そういった商品を将来的には全国から集めて紹介したい。われわれも全国展開を目指す」と意気込みを見せる。
ブーフーウーの岩橋麻男社長は「この8年間、新たなマーケットを開拓し、耕し、種まきしたことがやっと芽を出しそう。活動を通じて、フェアトレードや物々交換が当たり前になるピースな社会、個性を生かせる社会になればと願っている」と話す。
オープン後は毎週末、骨董(こっとう)市、物々交換の日、犬猫譲渡会などを開く予定。詳しいプログラムはホームページで随時発信する。現在、6月1日に開催するフリーマーケットの出展者を募集している。