しょうゆ料理の店「天忠」(町田市中町1、TEL 042-739-1303)が4月26日、リニューアルオープンした。
同店は2004年、しょうゆ醸造会社の岡直三郎商店(町田市旭町)が「しょうゆの良さを料理で味わってもらう」(同社)ために開業した。同社は1787年創業の老舗。市内で1992年まで、昔ながらの木製木桶で仕込み、自然の気候にまかせて醗酵熟成させる天然醸造しょうゆを作り続け、現在は群馬県の工場で生産する。
同社の生産量は、「日本一しょうゆ一番しぼり」(500ミリリットル=900円)=年間1.3万リットル、「日本一しょうゆ二段仕込」(500ミリリットル=1,200円)=年間8,000リットルなど。「国産有機丸大豆と有機小麦を使用し木桶で仕込むため、大量生産はできない」と岡資治(おかとしはる)社長。同社のしょうゆは町田市内の料理店や小学校でも使用されている。
リニューアルについて、岡社長は「経験豊富な新料理長を採用し、料理のレベルアップを図るとともに個室を設けるなど、ゆったりと落ち着いて食事をしていただけるような内装とした」と説明する。店舗面積は40坪、席数は68席(座敷=30席、テーブル=18席、カウンター=8席、個室12席)。
メーンメニューは、数種類のしょう油やもろみなどをブレンドした「秘伝」のソースを使用する「新鮮素材の焦がししょうゆフォンデュ」(1,680円)、「日本一しょうゆ」と大根おろしでさっぱりサクサクした食感を味わう「天ぷら盛り合せ」(1,200円)、滋賀の銘酒「金亀」を使った「鯛かぶと金亀友煮」(1,300円)、生しょうゆで食べる「冷やしうどん」(680円)、ランチタイム女性限定の「舞姫御膳」(2,000円、予約制)。平均客単価は、昼=1,000円、夜=3,500円。
「しょうゆにはさまざまな種類がある。違いを味わっていただくために、焦がししょうゆフォンデュのような、しょうゆを前面に打ち出す料理を提供してきたい」(岡社長)と意気込む。
営業時間は、平日=11時30分~15時・17時~23時、土曜=11時30分~23時、日曜・祝日=11時30分~22時30分。月曜定休。