映画「まほろ駅前狂騒曲」の出演者らによる舞台挨拶が10月19日、南町田グランベリーモールの109シネマズ(町田市鶴間3)で行われた。
登場したのは、瑛太さん(多田啓介役)、松田龍平さん(行天春彦役)、横山幸汰さん(田村由良役)、岩崎未来さん(三峯はる役)、大森立嗣監督。司会はタレントの渡辺裕太さんが務めた。
前作から3年ぶりの町田での上映。舞台挨拶では、町田ロケの印象などが話題になった。「子連れのお母さんや学生、ちょっとこわい人が一緒にゴチャッとしているところがまほろっぽい。距離感があるけど嫌いではないという感じが好き」(大森監督)、「ドラマが始まってから、撮影の合間に街をぶらぶら歩くと、『多田さん』と声をかけられるようになった。皆さんに暖かく迎えてくれて嬉しかった」(瑛太さん)とそれぞれ町田ロケの印象を語ったあと、「町田の印象か…ちょっと覚えてないな」と松田さん。
「分かりやすい観光スポットみたいなことじゃなくて、『ここはどこなんだ?』という、いろんな街に当てはまる感じが、まほろの世界観にピッタリな街」と不思議トークを展開し、観客を爆笑させる。
初めての舞台挨拶という岩崎さん(6)は町田在住。大森監督が惚れ込み、「はるちゃん」役に抜擢した。出演の感想を求められると、しばし無言。瑛太さんと松田さんのささやきに「ふふふっ」と笑い、「嬉しかったです」と一言。会場をほっこりさせた。
由良役の横山さんは前作に続く出演。「声変わりした。成長のスピードが早い。彼のギョーザの食べ方『おいしーい』を真似している(笑)」と話す松田さんに対し、「(松田さんは)3年前は恐いと思ったが、今回は優しかった」と打ち明ける。
締めくくりは瑛太さん。「シリーズ3作までやらせてもらって、まほろ、町田の皆さんが盛り上げてくれれば、また続けられるかもしれないという可能性を秘めています。そうしたらまたグダグダ遊ぶんで、応援のほど、よろしくお願いします」との呼び掛けに大きな拍手が湧いた。