![カフェ中野屋の森店長](https://images.keizai.biz/machida_keizai/headline/1419297409_photo.jpg)
1933(昭和8)年創業の和菓子店が経営する「Cafe 中野屋」(町田市原町田4、TEL 042-725-4104)のレシピ&写真集が12月19日、ワニブックスから出版された。
メニュー名が長く店内には料理の写真もないが、「ほかでは見たことのない料理がでてくる」と噂が広まり、行列ができる同店。開業以来10年間で提供してきた、うどん23品のレシピとパフェ50品の写真など「ほぼ全て」のメニューを掲載する。
「これまでにないカフェをつくると決めて10年休みなく続けてきた。評価されるのは嬉しいけど、(本になるのは)恥ずかしい。こうすれば良かったと反省する部分もある」と元フレンチシェフの森店長。
サンドイッチやパスタなど誰もがイメージするカフェメニューはなく、すべて手づくりのうどんとパフェが主力。味だけでなく盛りつけの美しさも評判となり、日々変化する料理を求めて全国からファンが訪れる。「パフェを一度に2、3杯注文する方が多く、写真を集めている方もいるようだ」
「パフェは日本独自のデザートメニュー。器の中で素材を自由に組み合わせることができる」と森さん。出版を機にこれまで以上にアイデアが湧いてきたという。「情報はネットなどで簡単に得られるようになったが、ぜひご自身で店を体験していただければ」とも。
本の価格は1,404円。年内はレシピ本購入者に新作パフェ「鬼胡桃Saint honore」(1,200円)を提供する。
同店の営業時間は11時~18時頃。